これが宇治橋か~。
とても歴史のある橋だね。
眺めがキレイだけど普通の橋でしょ?
あまーい!!深い歴史や工夫の数々が宇治橋にはあるのだ!
宇治橋の歴史
宇治橋は宇治川に架かる橋の中で最も有名で歴史のある橋です。
大化2年(646年)に奈良元興寺の道登(どうと)という僧によって架けられたと言われています。
平安時代(794年~)よりもはるか昔で、まだ聖徳太子がいたような年代です。
ですので、日本最古の橋として日本三古橋の1つとして挙げられています。
豆知識
日本三古橋の後の2つは
京都府乙訓郡の山崎橋(725年)と
滋賀県大津市瀬田の瀬田の唐橋(667年)です。
※後の2つは
京都府乙訓郡の山崎橋(725年)と
滋賀県大津市瀬田の瀬田の唐橋(667年)です。
長い歴史の中で何度も洪水や地震、戦乱に巻き込まれてきました。
ですが、そのたびに架け直されています。
そうして残り続けて今の宇治橋の姿があります。
1300年以上の歴史があるんだね。
現在の宇治橋
現在の橋は1996年(平成8年)3月に架け替えられたものです。
長さ155.4m、幅25m。
車線は4車線です。
歴史と文化のある宇治の町に調和するように作られています。
例えば橋の側部に敷き詰められた木の板。
他の橋には見られない装飾です。
また、欄干には擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる装飾があります。
玉ねぎのような形をした装飾です。
擬宝珠の起源には諸説あります。
1、仏教の宝珠からきているとするもの。
2,玉ねぎの魔除けの力にあやかっているとするもの。
もともと「葱帽子」という表記で、後から「擬宝珠」が使われるようになったともいわれています。
橋や神社などの仏教建築以外でも使われることがあるので、その説明がつきます。
側面の板や擬宝珠をくみこんだデザインが、宇治橋を風情ある物にしています。
宇治橋からの景色
宇治橋からの景色は、観光雑誌や宇治を紹介する際によく使われます。
当ブログのトップ画像にもこの写真を使っています。
宇治橋からの景色には山川の自然と平安時代を彷彿とさせる文化が詰まっています。
その景色について深堀りしていきましょう。
自然の眺め
橋なので川が見えるのは当然ですが、緑にも恵まれています。
宇治橋から見える緑は上の写真の左(北)から
朝日山、白川方面の自然、平等院近辺の緑が並びます。
川に見える塔の島は桜の季節になるとソメイヨシノやしだれ桜でピンク色に染まります。
天気が良ければ澄んだ青空や白い雲との対比がとても美しいです。
四季折々の宇治橋からの眺め
宇治橋からの眺めは四季折々でいろんな表情を見せてくれます。
(わかりにく部分はお許しください)
春の桜 夏の深緑と乾いた川 雪が積もることも 台風の時期には増水
こういった景色の変化が楽しめるのも、楽しみの一つです。
京都宇治の文化を感じさせる朝霧橋
そして、宇治の文化がこの景色の中に写っています。
左の岸と塔の島を丹色の橋が繋いでいます。
朝霧橋(あさぎりばし)という橋です。
青い空や周りの緑、川といった自然の中に架けられた朝霧橋が、自然の中に京都宇治の文化を感じさせます。
これらの調和が、宇治橋からの景色の人気の秘訣なのでしょう。
ちなみに話題に挙がりづらいのですが、このようなことを思いませんか?
反対側の景色は?
気になるところですね。
宇治橋から上流側の写真を見ることは多いです。
反対の下流側の写真を見かけることはほとんどありません。
実際に下流側の景色を見てみましょう。
・・・。
見えている橋はJR奈良線の線路です。
夕日が映える宇治川の上を走り抜ける電車の姿も味があります。
ですが、自然が少ないことから下流側の写真が観光雑誌などで使われることはまずありません。
そういった理由があったのです。
宇治橋への行き方
宇治橋までは
京阪宇治駅から徒歩約1分、
JR宇治駅から徒歩約6分。
宇治の見どころは宇治川の左右にたくさんあります。
宇治を観光していれば自然と宇治橋を通ることになるでしょう。
京阪宇治駅からは駅チカ(目の前!)
ゲームにも宇治橋が登場
観光アクションゲーム『宇治市』に宇治橋は登場します。
宇治橋は第3ステージの舞台となっています。
このステージではそれまでと違い、キャラクターの描写がリアルになります。
しかも当時の宇治市長である山本正市長が登場します。
謎の大魔王に操られているのか、正気を失い主人公に襲い掛かってきます。
欄干の擬宝珠や背景の朝霧橋も再現されています。
一言まとめ
宇治橋は歴史もあり、自然や文化を楽しめるスポット!
それでは良い宇治ライフを!
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