宇治でオススメの神社ってどこ?
宇治上神社だね。
どういった点がオススメなの?
宇治上神社は日本最古の神社として世界遺産に登録されているのだ!
宇治観光にはうってつけ!日本最古の神社
宇治といえば平等院を思い浮かべる方も多いと思います。
その平等院はお寺です。ちゃんと鐘があります。そして鳥居はありません。
他にも三室戸寺や萬福寺など、多くのお寺があります。
同じように、宇治には神社もたくさんあります。
数ある宇治の神社の中でも特にオススメしたいのが宇治上神社です。
宇治上神社の特徴は何といっても日本最古の神社であることと世界遺産に登録されているということ。
※本殿が現存最古の神社建築。年代調査で1060年ごろ。
本殿には第15代応神天皇、第16代仁徳天皇、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が祀られていて、学問のパワースポットとしても知られています。
また、宇治七名水の1つで今でも唯一残っている「桐原水」を汲むことができます。
宇治の歴史や伝説が多く残る場所、それが宇治上神社です。
宇治駅から徒歩圏内で自然に囲まれた神社
宇治上神社は京阪宇治駅から徒歩約10分の場所にあります。
宇治川沿いからさわらびの道に入り、しばらく歩いた先に宇治上神社はあります。
駅からはそんなに離れていませんが、車通りはほとんどなくて静かで落ち着いた雰囲気があります。
途中にある宇治神社や源氏物語の古跡を過ぎると大きな鳥居が見えてきます。
その奥に宇治上神社があります。
(ここをそのまま通り過ぎると大吉山や源氏物語ミュージアムに行きます。)
小さな池に架かる橋を渡り、門をくぐると境内です。
歴史的な建物で、入り口に水があるということはよくあります。
平等院や伊勢神宮、お城などもそうです。
古来より水には罪や穢れを祓う力があったとされています。
神聖な場所であるため、罪や悪い気が寄り付かないようにしているのでしょう。
そして宇治上神社のすぐ後ろには大吉山がそびえたちます。
さわらびの道自体が街中の喧騒から離れていましたが、鳥居をくぐった後はさらに物静かで落ち着いた雰囲気が漂います。
駅から近いのに喧騒から離れられるのがいいね。
2つの国宝
拝殿
境内に入ってまず目にするのは拝殿(はいでん)です。
鎌倉時代前期建てられ、寝殿造りとなっています。
使われている桧も鎌倉時代前期に伐採されたもので、拝殿は国宝として指定されています。
屋根は見事な桧皮葺(ひわだぶき)になっていて、縋破風(すがるふう)という軒先が少し折れ曲がった形をしています。
左右には「清め砂」という盛り砂があります。
これは神社を清める役割があるそうです。
本殿
拝殿の裏には本殿があります。
宇治上神社の本殿は平安時代後期の1160年頃に建てられたとされ、日本に現存する最古の神社建築です。
そして本殿の中には3棟の内殿が立てられています。
内殿にはそれぞれ祀られている人物がいます。
右殿(向かって左)には第16代仁徳天皇が、
中殿には第15代応神天皇が、
右殿(向かって左)には菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が祀られています。
菟道稚郎子はとても聡明な人物で、その優秀さから次期天皇に選ばれようとしていました。
ですが、兄の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと。仁徳天皇)を立てる自死を選んだと伝えられています。
聡明な菟道稚郎子を祀る宇治上神社は学業成就・合格祈願の神社となっています。
現代に残る唯一の宇治七名水「桐原水」
宇治といえば抹茶で有名です。
将軍や大名をはじめ、多くの人々に宇治茶は愛されてきました。
もちろん茶葉やお茶師が優れていたこともあるでしょうが、お茶には欠かせない大事な要素があります。
それは水です。
作る水によってお茶の味わいは大きく変わってきます。
宇治には「宇治七名水」と呼ばれる7つの名水が湧き出ていました。
しかし、時代と共に湧き出なくなってしまします。
その中で、現在も湧き出る「宇治七名水」が一つだけあります。
それが「桐原水」です。
昔から伝わる「宇治七名水」の1つである桐原水を宇治上神社で汲むことができます。
建物の中はいつも涼しく、夏でもひんやりと快適な空間になっています。
壁には柄杓が掛けられていて、桐原水をすくうことができます。
宇治七名水とはいえ、さすがに現代の世の中では衛生上の観点から生で飲まないように張り紙がされています。
この水を歴代の将軍や著名人が飲んできたと思うと飲んでみたい気持ちもわきます。
宇治のお茶の文化を支えてきた歴史ある桐原水にロマンを感じます。
余談ですが、宇治橋の横にある「通園」の創業は宇治上神社の建造とほぼ同じころです。
800年以上前から通圓は宇治上神社や桐原水と関わりがあったのかも知れません。
現代に残る名水。なんだか神秘的。
けやきとウサギ
樹齢300年のけやき
桐原水の湧き出る建物のすぐ横にある大きな木。
なんと樹齢300年を誇ります。
宇治市銘木百選に選ばれています。
ところどころで見かけるウサギ
宇治上神社の販売所にはウサギのグッズがたくさんあります。
なぜ」ウサギ?」と思う方もいるかもしれません。
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)という名前にもあるように、菟道(莵道)には「うじ」という読み方があります。
この由来は宇治に向かう最中に道に迷った菟道稚郎子がウサギに道案内してもらって助けられたという伝説やたくさんのウサギ(菟)が通って道ができたという伝説など諸説あります。
宇治はウサギとゆかりのある場所ですので、ウサギの御守りなどが販売されています。
ウサギの御守りはかわいいよ!
源氏物語とのかかわり
宇治市は「宇治茶と源氏物語のまち」です。
(宇治市HPより)
源氏物語に関連する建物や古跡が数多くあります。
宇治上神社も源氏物語と関連があります。
源氏物語の最後の十帖「橋姫」から「夢浮橋」までは『宇治十帖』と呼ばれています。
その宇治十帖は主人公の薫が宇治で暮らす姉妹を見ることから話が広がっていきます。
その姉妹の父親である八の宮は菟道稚郎子をモデルにしているとされています。
また、八の宮の邸宅は宇治上神社のあたりだとされています。
宇治上神社への行き方
宇治上神社までは
京阪宇治駅から徒歩約10分、
JR宇治駅から徒歩約20分。
さらびの道を歩いているとたどり着きます。
道中の落ち着いた雰囲気に癒されます。
また、宇治上神社については宇治市HPや京都府HPでも紹介されています。
宇治上神社
- 拝観時間 9:00~16:30
- 拝観料 無料
落ち着いた道から行けるのがいいね。
一言まとめ
宇治で神社に行くなら宇治上神社がオススメ!
それでは良い宇治ライフを!
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